製品情報

柔軟性透水管

柔軟性透水管

高張力鋼線(スプリングワイヤー)を芯材として螺旋状に配置し、その周囲を透水性・耐腐食性に優れた合成繊維(不織布・ポリエステル・ポリプロピレン等)で一体被覆した構造を持つ暗渠排水管です。

従来の硬質塩ビ有孔管(塩ビパイプ)やポリエチレン有孔管と異なり、全面から均一に吸水(全面透水)し、柔軟にしなるため地盤追従性に優れ、複雑な地形や不等沈下のリスクがある現場でも確実な排水機能を長期間維持します。

パラメータ仕様▼
項目標準仕様
内径(呼び径)φ50mm / φ75mm / φ100mm / φ150mm / φ200mm / φ300mm
標準定尺10m / 20m / 30m / 50m(ロール巻き対応)
芯材(骨格)高炭素ばね鋼線(PVCコーティング防錆加工等)
フィルター材ポリエステル長繊維不織布 + 高強度合成繊維メッシュ被覆
接続部品直管ジョイント(差し込み式スリーブ)、異径ソケット、T字/Y字コネクタ、末端キャップ
メールアドレス :

info@kaikawa.co.jp

電話番号 :

072-242-3708

  • 主な構造と特長
  • 多重フィルター構造(集水と目詰まり防止の両立)

    • 内層(骨格):防錆処理を施した高張力スプリング鋼線により、土圧による偏平・潰れを強力に防止。

    • 中間層(吸水・フィルター):透水性・クッション性に優れた不織布層。土砂や微粒子の侵入をブロックしつつ、水を効率よく内部へ導きます。

    • 外層(保護・耐摩耗):高強度ポリエステル等の織布・編布。施工時の引き裂きや砕石の擦れから内部を保護。

  • 360度全面透水(高い集水効率)

    • 穴あきパイプ(有孔管)のように穴の位置を気にして敷設する必要がなく、管の全周囲から効率よく地下水を吸水します。

  • 優れた柔軟性と追従性(フレキシブル)

    • 障害物の多い場所や曲線の多いガーデン、斜面(法面)の形状に合わせて自在に曲げて配管可能。エルボ等の継手を減らせます。

    • 地盤の不等沈下や地震時の変位に対しても、管が割れたり外れたりしにくい構造です。

  • 軽量で施工性が抜群

    • 硬質パイプに比べて非常に軽量で、ロール状(または長尺コイル)で運搬・現場搬入が容易。作業人工(人件費)を大幅に削減します。

  • 施工手順(暗渠排水の基本)
  • 床掘り(トレンチ掘削):計画勾配(通常0.5%〜1%程度推奨)をつけて溝を掘削します。

  • 下地砕石の敷設:溝底に透水用砕石(単粒度砕石など)を50〜100mm敷き均します。

  • 管の敷設・連結:柔軟性透水管を敷設し、専用スリーブやテープで接続します(曲がり部も無理なく曲げて設置)。

  • 砕石埋め戻し(フィルター層形成):管の周囲および上部に砕石を投入し、突き固めます(必要に応じてジオテキスタイル等の透水シートで砕石全体を包む「布団かご状」にすると長期耐久性が向上)。

  • 土砂埋め戻し:設計高さまで良質土を埋め戻します。

  • 山間部・急傾斜地道路の「法面・擁壁裏込め排水工」
  • 現場条件:高低差が激しく、重機の進入が困難な山岳道路や高速道路沿いの切土・盛土法面、コンクリート擁壁背面。

  • 採用工法:擁壁背面の鉛直・水平排水フィルター層、小段小溝への集水パイプ埋設。

  • 採用理由:

    • 抜群の運搬性・省力化:硬質塩ビ管(VP/VU)のような長尺直管(4m物)を担ぎ上げる必要がなく、長尺ロールで狭隘部へ容易に搬入可能。

    • 土圧追従性:裏込め土の沈下や地盤変形があっても管が座屈・破断せず、排水機能を維持。

  • 宅地造成地・太陽光発電(メガソーラー)敷地の「軟弱地盤・湧水処理」
  • 現場条件:切土と盛土の境界部で局所的な地下水湧水があり、不等沈下や法面崩壊のリスクがある傾斜造成地。

  • 採用工法:地山からの湧水を早期に捕捉して敷地外の側溝へ導く集排水網。

  • 採用理由:地盤沈下や地震動によって地盤が部分的に下がっても、フレキシブルに追従して継手抜けを起こさない。